神奈川県立港北高校の紹介【どこよりも詳しく説明します!】

進学塾PARKSのご紹介
進学塾PARKSセンター南校は、小学生〜高校生を対象に、代表が授業から進路指導までを一貫して行う定員制の進学塾です。制限なく学習してほしいとの想いから個別指導の2-3教科の値段で5教科(もしくは受験科目全て)を提供し、毎日実施される定着授業は受講し放題です。本日は長年の指導から、輩出経験の多い港北高校について語ってもらいました。
インタビューする先生

千葉隼也先生 進学塾PARKSセンター南校代表
偏差値は35から早稲田大学に合格した苦労人。在学中から集団塾と個別指導塾で講師を勤め、大手学習塾に入社。小学生から高校生まで数多くの生徒を合格に導くとともに、オンラインコース、教務、システムなどを歴任。その後リクルートに入社し、教育機関向けスタディサプリの企画担当として事業企画や営業推進を担当。2024年6月、進学塾PARKSセンター南校を開校。
「やがて大樹になるために」をモットーとし、主体性・課題解決力・自学力を伸ばす指導方針
-港北高校の概要について教えてください
千葉先生 都筑区のお隣にある、港北区にある歴史ある高校です。最寄り駅は横浜市市営地下鉄の新羽駅、もしくは東急東横線の大倉山駅です。センター南駅からのアクセスは新横浜駅まで地下鉄ブルラインで4駅、新横浜駅からバスで15分なので、十分通学できる高校になります。自転車通学も可能なので、仲町台側にお住まいの方は自転車でも通えます。
-港北高校の指導理念について教えてください
千葉先生 「自学力」の育成に力を入れられています。具体的にはまなぶ力(知的好奇心や思考力・判断力・豊かな表現力)、のびる力(勤労観・職業観、将来を切り開く力、計画的な実行力)、つながる力(他者との協同、コミュニケーション能力、リーダーシップ)を掲げ、人材の育成を行っています。
2点目は、「授業力」です。平成28年より「授業力向上推進校」の認定を受け、授業研究に力を入れているそうです。授業研究を継続し、すべての教科において、探求的な学習活動を行い、主体的・対話的で深い学びを実践し続け、学力の育成向上に努められているとのことでした。
3点目は、行事や活発な部活動です。毎年9月に実施される文化祭(思港祭)や体育大会、球技大会など年間を通じて行事が多い印象です。また、部活の加入率も高く、文武両道を目指した明るい生徒さんが多い印象です。
港北高校は、全校生徒1000名を超え、各学年8-9クラスあり大規模で人気校です。
-港北高校の学習カリキュラムについて教えてください
千葉先生 高校のホームページによれば、文系理系の選択科目は高校2年生からはじまります。特に私立文系の生徒にとっては、数Bが必修化されているかどうかは重要なポイントです。ちなみに港北高校は選択科目です。つまり、私立文系を決めている生徒は数Bの受講の必要はないので、受験科目に集中できる構造となっています。
加えて高校3年生になると、約半分の授業が選択科目となりますので、自身の進路に合わせて選択できます。詳しくは港北高校の公式サイトからカリキュラムをご確認下さい。

-授業はどんな様子でしょうか
千葉先生 すべてのホームルーム教室には、プロジェクターが設置されておりICTを活用した授業にも積極的に取り組まれているようです。またペアワークやグループワーク、調べ学習、探究など自学力を鍛える中でも、他者とのつながる力を重んじる指導方針が反映されているようです。
また探求学習プログラムも3年間計画で課題解決型の授業が用意されています。港北高校独自に開発した探求活動プログラム「思港」では、自ら課題発見に取り組み、解決に向かう力に開発を行い、目先の受験のみならず、中長期での能力開発にも力が入っていることが伺えます。
機能的な校舎と活発な部活動で生活面の充実も特徴
-校舎はどんな様子でしょうか
千葉先生 鶴見川沿いにある歴史も深い港北高校ですが、平成28年に耐震工事を完了しています。加えて、教室の冷暖房設備やバリアフリー対応のエレベーター等安心材料かと思います。最近では珍しい一足制(上履きがなく靴のまま生活する)のため、大学のような雰囲気も感じます。グラウンドとは別に専用の陸上競技場が併設されるなど、充実した高校生活を目指せそうです。
-陸上グランドが専門にあるのは、珍しいですね。部活動の状況はどうでしょうか
千葉先生 公式ページによれば、加入率は80%を超えています。運動部には陸上競技部、水泳部、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、サッカー、卓球、剣道、テニス、ダンス、硬式野球、柔道同好会があります。文化部には、美術、写真、吹奏楽、放送、囲碁将棋、軽音楽、調理、茶華道、漫画・文芸、書道、天文、コンピュータがあります。かなり充実しており、他校にあって港北高校にないのは、ハンドボール部くらいでしょうか。

-生活面では年間行事のことが気になると思いますが、どうでしょうか
千葉先生 資料によると充実具合が伺えます。4月には毎年の遠足、6月の体育祭、7月と3月の球技大会、9月の文化祭、10月の修学旅行や大学訪問、11月の生徒会選挙と1年を通じて行事が盛んです。委員会(=生徒)主体で行られることが強調されており、生徒自身で企画して成長することができそうです。
文化祭では、すぐれた出し物を行った団体に送られる「港北大賞」を目指し、クラスや部活などが多彩な企画で競い合います。出し物が多い学校は多いですが、賞を出すのは珍しい気がします。
体育祭では、毎年6月に体育祭実行委員会の企画・運営の下、クラスごとに分けられた「赤・青・紫」の三色対抗で行われます。各色応援団による応援合戦のほか、部活動対抗リレー、クラス対抗種目など多彩な種目があり、学年横断で各色一丸となって総合優勝を目指すそうです。
-試験などの学習面のスケジュールはどうでしょうか
千葉先生 港北高校は3学期制が採用されています。そのため、5月、7月、10月、12月、3月に定期試験があります。また進学に力を入れているのもあり、外部テストや模試も実施されます。高1-2年では、4月、8月、1月に基礎テスト、高3は4月、6月、9月に実力テストがあります。また高1-2は1月に小論文模試も実施されており、勉強で求められるレベルは高いようです。
9割が大学進学を目指し、国立や難関私大への進学も目指せる環境
–進学状況について教えてください
千葉先生 公式サイトによれば、9割の生徒が四年制大学もしくは短期大学に進学しています。そのうち25%の生徒が指定校推薦で進学を決めています。指定校推薦には、青山学院大学や中央大学などの難関私大をはじめ、100大学以上の枠が用意されているとのことです。一方、総合型選抜や公募制推薦を含めても35%程度が推薦での進学のため、一般受験のほうがメインの受験方法になるかと思います。こういった傾向は特に進学校に多いです。

–進学実績はどうでしょうか
千葉先生 令和6年3月卒業の生徒では、国公立16名、早慶上理+GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)で89名などの実績を残しています。資料では合格の重複カウントについては触れられてませんでしたが、仮にすべて違う生徒が合格したと仮定すると、大学進学する生徒の30%となりますので、入学後、難関私大に進みたい場合は各種試験のおいて上位30%が一つに目安になるかと思います。(40人クラスで10番です)
なお高校では順位表は公開されないものの、自分の順位を教えてくれるケースがほとんどです。また中学校のときは、自分よりも学力が低い層がいたかと思いますが、高校は同学力帯の生徒が集まっています。つまり油断すると最下位に沈む可能性もあります。高校1年生の最初のテストからしっかり勉強し、ついていくことがトータルで考えると極めて重要です。
–進路指導はどうでしょうか
千葉先生 資料によれば、大学訪問や大学専門学校からの出張授業に加え、インターンシップなども用意され、文理選択や将来について考える機会が用意されているそうです。近年では薬学・看護・医療などの分野の合格者も増加しており、目的意識を持った進路も進んでいるようです。さらに生徒全員が高1から受講する基礎テストや実力テストを活用し、早期から学力の可視化や向上に力を入れていると考えられます。
【合格したい人向け】人気を誇る高校なので、港北高校への合格には十分な準備が必要
–港北高校の入試情報について教えて下さい
千葉先生 :直近3年間の倍率を見ると、2022年1.19倍、2023年1.49倍、2024年1.29倍と2022年を除き、平均を上回る倍率となっています。ちなみに倍率の考え方ですが、100人の定員に対して、150人受験する場合の倍率が1.5となります。ですので、約1.5倍の2023年については、400名の枠を目指して、600人が受験し、200名が不合格となったという計算になります。
また、選考方法については、1次選考では内申と入試本番の比重が同じ5:5を採用しています。そのため内申が平均に届いていない場合は、不利となります。全県模試の資料を引用すると、いわゆるオール4が一つの基準となります。まずはこの内申点を目指す必要があります。
加えて、入学後の定期試験や外部試験、部活や行事との両立も考えると中学のうちから学校の勉強をしっかりこなす習慣作りが重要と言えます。入学後授業についていけないのでは、大学進学に大きな影響が出てしまいますので、中学のうちから苦手払拭につとめる必要がありそうです。
–具体的にはどんな対策が必要でしょうか
千葉先生 応用の基礎を勉強するのがコツです。英語、数学、国語などの積み上げ科目はどこがつまずいているのかを丁寧に特定し学年横断で復習することが重要です。多いのは割合の考え方が苦手な場合、中1でも、中2でも中3年でも解けなかったということがあります。そういった場合には場合によっては小学生の割合の概念まで戻って勉強しなおすのがかえって近道です。計算などの基本的な問題は取れる生徒が多いと思いますので、応用の基礎を勉強しましょう。
理社については、早期からの対策に限ります。中1の単元も結構難しいです。中3から勉強するのでは間に合わない可能性も十分にあります。特に中1の単元も十分に入試の範囲で多くの生徒が学び直しと応用問題に苦戦します。
そのためには、毎日少しの時間でも復習や暗記する時間を作ることです。5分からでもいいので今からはじめてみてください。
–最後に港北高校を目指す生徒へメッセージをお願いします
千葉先生 これまでの長い講師経験で、都筑区や港北区で働いていたこともあり、港北高校には多くの教え子がいますが、誰に聞いても、高校のことをネガティブに言う生徒はいませんでした。納得の行く高校生活が送れると思いますのでぜひ頑張って合格を勝ち取りましょう!PARKSでは港北高校合格から完全に逆算した生徒個別カリキュラムもご用意しております。ご興味あればお問い合わせください。